エピソード9:2020年コロナウイルスとその先

人口:1億2600万人(2020年時点) 日本の地方を救う最も明るい希望の光は、政府でも民間でもなく、2020年に世界を席巻したパンデミックであるかもしれない。パンデミックは多…

エピソード8:震災で注目を集めるも定着しない人々

日本の地方は、3月11日の東日本大震災が起きるまでほとんど忘れ去られていた。震災により、すでに縮小していた地域社会がいかに悲劇に見舞われたかについて人々の注目を集めた…

エピソード7:失われた10年と都市への移住

1989年の株価暴落は、日本の急激な成長の終わりを告げ、不動産市場は最も大きな打撃を受けた。この経済危機により、不動産の価値は半分以下へと下落した。経済の先行きへの不安感が高まるなか、若者はより良い経済的機会を求めて実家を離れ、東京をはじめとする大都市に移住するようになった。同時に、都心部の賃貸・売買物件は急激に安くなった。

エピソード6:地方の一時的活況を起こしたバブル時代

日本が世界一になると、有力メディアは都市生活を偶像化した。日本の経済を牽引する大企業が大都市にありその成功が続いていたことは、地方に住む人々にとって都会の生活は優れており、より高い社会的地位に直接結びつくという感覚を強めた。

エピソード5: アメリカ占領から経済大国へ

人口:8200万人(1950年時点) 戦争で焼け野原になった日本から、経済大国が誕生した。もともとアメリカの占領は、アメリカのトルーマン大統領から、日本の国家を決定的に弱…

エピソード3:民主主義の芽生えから、戦争へと突き進む枢軸国へ

人口:7300万人(1940年時点) 世界恐慌は日本経済にも大きな影響を及ぼし、経済の低迷を招き、日本が経済成長を続けるための手段として、軍国主義や近隣アジア諸国の植民地…

エピソード2:大正デモクラシーと資本主義デモクラシーの芽生え

人口:推定6000万人(1926年時点) 明治時代の後、大正時代に入ると、欧米の黄金時代のような平和で豊かな時代が到来した。明治時代に始まった貿易や開発によって日本経済が…